作:りと
短期連載・りとの癒し系紙芝居~夏の終わりに~
くじの方法までりとは思いつきませんでした。かるく流してください。
くじの結果、最初のペアは前回シルエットのみだったりなちーと四季にぃにきまりました。
ちくり
それがなんなのか、本人は判っていないのですがそれは水綺ちゃんの胸の中で発した音でした。
その音は、ちいさなちいさな愛沙ちゃんの胸からも発せられていました。
ほかの人には聞こえない、本人達だけに確かに聞こえた自分の胸の中の音。
「ごめんね!みずき!愛沙ちゃん!!!」
本人達ですらなんなのか良く判っていない、その音の原因を一番よく知ってるのはりなちーでした。
ぽけぽけの水綺ちゃんは、四季くんのことをよくりなちーに相談していたし、元気ハツラツな愛珠ちゃんと違い、どこか落ち着いた雰囲気の愛沙ちゃんの四季くんに対するまなざしにもちゃんと気がついていました。
りなちーは、きっと一番オトナなのでしょう。
「でも、前回ワタシありえなかったから許してね!」
さすがりなちーオトナです。
これでりとはりなちーファンと四季兄ファンからも許してもらえるでしょう。
そんなセンチメンタルな桃色ムード前回の横で、当の本人の四季にいは…
(ああ、あゆ大丈夫かなぁ…。あゆとペアなら良かったのになぁ…。…いや!!これも立派な男になるための試練だ!にいちゃがいなくても泣くんじゃないぞ!あゆっ!!)
…このお兄さん、真性のブラコンです…。
「おい、俺から離れるんじゃないぞ、梨菜。」
それは誰に対しても優しい四季にぃだからサラッと言える言葉。
でも、その言葉が水綺ちゃんと愛沙ちゃんをさらに追い詰めます。
(この、鈍感男!!!)
りなちーは1人ハラハラしています。
出番が多くて嬉しいですね☆
それにしても、四季にいのもてっぷり…あやかりたい…。
「こんな夜中に神社で女子高生と2人きり…ええなぁ…」
いくら餌付けをされてても、りなちーに対して邪悪な妄想を抱く箱…。健全な青少年の育成によろしくありません。
こうして2人は神社の暗闇の中に消えていきました。
ガメハキャラの中でも大人な四季にぃとりなちー。
まさか、次回あんなことになるなんて…。